2009年 07月 01日 ( 3 )

 

Mighty lovers / MY FOOT

レビュー:Mighty lovers / MY FOOT


某動画共有サイトで「オサレ」「エロい」とやたらコメントが賑わっている曲。

でも私の中でのイメージはずっと、「男っぽい」曲という印象だった。
私はほとんど歌詞カードを見ながら聞かないので、歌詞や歌の内容は
耳で理解することがほとんどだ。
だからこの曲も、曲調やギターの音色、さわおさんのちょっとけだるそうな歌い方などから
勝手に男らしい雰囲気をイメージしていた。


そんな時、たまたま見つけたもく☆さんのブログでMY FOOTの感想を読んだ。
その中に Mighty lovers が「いろっぽい」でも「なぜかピロウズだと、かわいい感じ。」
と書かれてあって、そんな曲だったっけと思って歌詞を読んでみた。
http://mokuhoshi.blog.so-net.ne.jp/2006-01-13


なるほど、納得。

そういえば私も、曲の中にやたらとお洒落なキーワードが出てくるなーと
感じていたことを思い出した。



ピロウズにしては珍しく、「恋人と一緒に生活している僕」がリアルに
イメージできる曲だと思う。

もっと精神的な繋がりや、彼女への想いを歌った曲ならたくさんあるけど、
この曲は具体的な単語で2人の生活や関係性が想像できるので
やたらとドキドキする。

Tokyo Bambiも歌詞に彼女のことが出てくるけど、あれはさすがに
フィクションの部分、もしくは比喩表現もあると思う。
(実際に世界中のダイナマイトを誘爆させられたら確実に死ぬ)


なぜこの曲がこんなに心をくすぐるのかと言えば、それは山中さわおの持つ
男っぽさや、他の曲のイメージとの「ギャップ」じゃないのかな。


例えば、私の好きなアーティストでもある「L'arc~en~Ciel」のhyde。
彼が書く詩には、もっと淫靡で妖艶でセクシーな描写がごろごろ出てくる。
生々しくて刺激的なキーワードに悶えるファンも多いことだろう。

でもそれは、ある意味・・・ “当たり前”なのだ。
だって歌ってる本人が十分すぎるほどにセクシーなんだもん。
角刈りのマッチョな男がこぶしをきかせて大漁節を熱唱するようなものだ。
(例えがヒドいなー)
まぁ彼のすごい所は、そんな中でも常に魅力的で新しい世界観の詩を書き続けている
ところなんだけどそれを語るのはまた別の場所で。


一方、ふだんギターをガシガシかき鳴らしながら汗まみれで「アウイエー!!」て
叫んでる男の人に、こういう歌をたまに歌われるとドキッとするのだ。


男女関係において、時に異性の魅力を最大限に演出する「ギャップ」というものは
楽曲作りの世界においても強力な力を発揮すると思う。

(反対に、hydeみたいな人がもし「キミに会える理由を考えなきゃ♪」なんて
純情な歌を作ったとしたら、それはそれでかなり萌える)


そういう意味で、適度な過激さとキュートな印象が同居しているこの曲は、
ソングライター山中さわおの多面的な才能の表れであるとともに、
ファンにとってもたまにしか味わえない、嬉しい“刺激”なのだ。


ではここで、少し細かい考察を。

~オサレ(もしくはエロい)と言われる所以と思われる歌詞~


「下着のままでリンゴの皮を」
 →歌い出しがいきなり「下着」。この時点ですでに他の曲とは一線を画している。
  そしてこれはいつもタイミングの出来事なのか。コトの前なのか後なのかそれとも(略)

「甘そうなそいつをくれ」
 →容易に想像できます。ソファーに腰掛けた「僕」の上にゆっくりとまたがって
  リンゴを食べさせてあげる「彼女」の姿が。もはや口移しだったとしてもおかしくはない

「ネクタイしたまま眠る僕を見て」
「彼女はゲラゲラ笑ってる」

 →これはピロウズの他の曲でもよく見られるパターン。
  せわしない日常や社会の喧騒(もしくは彼女自身)に翻弄されてヘトヘトになっている僕と、
  そんな事はおかまいなしにマイペースでちょっと勝気で、とびっきりキュートな彼女。
  可愛い関係だ。
  
「ワインの栓が開かない週末」
 →週末にワインを開けるのが習慣なのだとしたらかなりオサレと言えよう。
  「ワインを飲まない週末」という単純な表現にしないところが好きだ。

「アンティークのスプーン」
 →生活必需品ではない上に高価。しかもそれを磨いて過ごす週末。もうこれはオサレ以外の
  何物でもない。

「1ダースのロケット見送って」
 →これは何を表しているんだろう?わかる方がいたらぜひ教えて


「キャンドルを吹き消して ケーキを切ろう」
 →パーティーか誕生日か記念日か。ひょっとしたら東京タワーをキャンドルに見立てて
  なんてことも言い出しかねないよこのカップルなら。

「大きいサングラスの彼女は無言で誘ってる」
 →最近のファッション雑誌を見ればわかるが、大きいサングラスはお洒落に見える。
  外国のモデルやハリウッドスターがよくかけているようなイメージ。

  しかも無言で誘うて。上級者だ。きっと視線や唇からはフェロモンビームが大放出
  されていると想像できる。

「裸になってブランケットくるまっていよう」
 →ここが一番リスナーを悶えさせたんじゃないか?あまりにストレートだ。
  実際私もその光景を想像してしまって何故か顔が赤くなってしまった。
  別に自分が純情なわけではないが、何度も言うようにさわおがこういう歌詞を
  書くこと自体が(略)

「狭いベッド さあ眠ろう」
 →もう何も言うことはありません。いつまでも眠り続けてくれ
  外の世界なんて知らないでさ。
  余談:歌詞を掲載してる大手サイトでは、この部分が「さあ踊ろう」になっている
     ところが何社かある。なんでだ?さわおは間違いなく「眠ろう」と歌っている
     はずなんだけど。
     でもこの流れだったら「踊ろう」も意味深でいいなぁ。案外この2人の世界に
     合ってたりして。


~全体を通して~

ふと思ったんだけど、この詞に出てくる二人称が「キミ」ではなく「彼女」である
ことが、大人っぽさを醸し出している原因のひとつかもしれない。
ラブラブな2人っきりの世界のことを歌っているはずなのに、
誰かに説明しているような、どこか他人行儀な語り口なのだ。

思うにこの曲は、彼女に向けて自分の気持ちを伝える歌ではなく、
自分の置かれている状況や彼女に振り回されている自分自身を客観的に認識し、
それすらも楽しんでいることをつぶやいている歌なんじゃないかと思う。

うーむ。 大人だ。

振り回される事をも楽しめる、大人の男の魅力。
なのにそんな僕は、全く逆らえないほど彼女にメロメロなのだ。少年のように。

この曲の世界にも、そういう「ギャップ」が存在しているような気がする。

・・・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・・・

どうでもいいおまけ

冒頭で「耳で内容を聴いていた」と書いたけど、たまに弊害がある。
「空耳」というやつだ。
ここまで書いた通り、とても素敵な世界の歌詞なのに私は

「下着のままでリンゴの皮を剥き~♪」
       を  
「下着のままでリンゴ農家は思いっきり~♪」

だと思っていた。

パンイチでリンゴを育てる農家。

意味がわからない。

思いっきり何をどうするつもりだったんだ。

小一時間自分を問い詰めたい。

やはり一度は歌詞カードを見ながら聴こうと思った。


あぅいぇ!
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by feelin-groovy | 2009-07-01 20:25 | 曲のレビュー  

インタビュー記事まとめ

さわおさんの人となりがわかる記事あれこれ。

新旧ごちゃまぜである。


■エキサイトミュージック | 山中さわお 独占ロングインタビュー
 http://ent2.excite.co.jp/music/special/pillows/special/int.html


■フリクリ 4巻 | the pillows 山中さわおコメント
 http://2ch-library.com/flcl/text/yamanaka.html
フリクリと言えばピロウズ。 口調がやや砕けててレアな気がする。フフフって2回言ったよこの人。
『説明的なユーモアなんて最低だ』  好きだなーこの言葉。
余談だけどニコ動やつべで上がってるピロウズ動画(曲のみ)の背景には、ハル子ではなく
マミ美が使われてる事の方が圧倒的に多い。キャラのイメージが近いんだろうな。


■【RRD】煩悩を消し去るテクニック | 山中さわお さん
 http://www.deburock.com/dododo/6/index.html
『庭に生えてる草を食ってろ』by山中あい子   最高だ。
やっぱロックスターには太ってほしくないところ。 WakeUp!×3時のアー写あたりの体形が
好きかもしれん。黒ポロ+細タイ最強だぜ!!


■プリティオンライン | the pillows Vo.山中さわお
 http://www.pretty-online.jp/select/85.html
おかん話が可愛いすぎる。『エ○ズと麻○』てw
にしても、こんな畑違いのジャンルからも要望があるのね。


■VMC | INTERVIEWS #36 the pillows
 http://www.v-music.ch/interviews/int036.html
アメリカツアーを冷静に分析する内容。なるほどねー。
チョンマゲ+着物のロックスター。見たい。


■@ぴあ | インタビュー > the pillows
 http://www.pia.co.jp/interview/112/index.php
ピロウズがとても絶妙なバランスで20年間続けてこられたのって、もちろん
フロントマンであるさわおさんの情熱と才能があってこそだとは思うんだけど、
残りの2人の、ある意味ドライな感覚のおかげもあったんじゃないかと思う。
プラスにもマイナスにも、あんまり引っ張られないってことはそれだけ自分たちの
立ち位置を保つことができたっていうことで。


■Musicshelf | Interview Vol.54 the pillows
 http://musicshelf.jp/?mode=static&html=series_b54/index
シンちゃん、やっと喋ったと思ったら音楽一切関係ないw
『最近気になっている9枚+1枚』が面白かった。アーティストが、自分の好きな
アーティストの話をするのって意外とあんまり目にしないから


■BANDS JAPAN | Interview the pillows
http://www.bandsjapan.com/11gatsu/interview/pillows/pillows.html
昔のツアーの裏話とか、さわおのギターの音が生まれたエピソードとかが読めて面白かった!
インタビュアーがピロウズすごく好きなんだなって伝わってくる。
さわおさんの「したいことをして、似合ってりゃーいいんだよ!」って言葉が好きだ。


■CLUB Que WEBSITE | CLUB Que 15周年記念特別企画
the pillows 武道館公演決定!! 山中さわお単独インタビュー
http://www.ukproject.com/que/pickupartist/0906pillows20th.html
これを読むとQueのライブに行きたくなる…。ピーズとの対バンのやつ行きたかったなぁ。
アメリカでのライブが「異種格闘技戦」だっていう表現にすごい納得した。
ショーでもスポーツでもないんだね。


■シティ情報Fukuoka the pillowsの巻。
http://blog.e-fukuoka.co.jp/blog/03/2009/06/the-pillows.html
さわおのさわはさわやかのさわ。 話は短いけど写真のインパクトで掲載決定!
影しか似合わない男だと思っていたが、木漏れ日も似合う。カメラマンの腕もいいなぁ


■eonet.jp > 音楽 > インタビュー:the pillows(山中さわお)
http://eonet.jp/music/interview/index_090710.html
あんた去年までそんな事思っとったんかい(笑)!とツッ込んだ。めっちゃ最近やないかw
でも正直にそういう事を臆面もなく言える人って逆にカッコ良くない?
あれ?色眼鏡かこれ?



気に入った記事を見つけたら、随時追加していきます。

誰かが語るさわおという人物より、自分で自分のこと「めんどくせー奴」と思いながらも
そんな自分が(多分)大好きなさわおさんが語るさわおさんが好き。


あぅいぇ!
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by feelin-groovy | 2009-07-01 19:42 | メディア情報  

開設にあたって

the pillowsと出会って6年。

大学時代、サークル活動で体力的にも精神的にもキツかったとき、
バイクでの帰り道に聴いていたのはいつもpillowsでした。


そのときの気分で、ずっと聴かない時期があったり、熱烈に聴き込む
時期があったりとフラフラしていましたが、これだけ長い間変わらずに
好きでいられたバンドは彼らだけです。


そして、2009年はpillowsにとって結成20周年のアニバーサリーイヤー。
9月16日には初の武道館公演が予定されています。


この記念すべき年に、ただ何もせず情報を受信するだけなんて
もったいないじゃないかと思ったので、自分の想いや感じたことを
文字にしていくことにしました。

拙い内容ですが、よろしくお付き合いください。



あぅいえ!
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by feelin-groovy | 2009-07-01 18:19 | pillows全般